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試験前や受験勉強は睡眠時間を削って勉強したほうがいい?〜vol.42〜

 

定期テスト前や受験勉強で睡眠時間を削って勉強した経験はありますか?

私は学生の頃、たくさんやった経験があります。

勉強時間を削って勉強すること”おれ頑張った!””たくさん勉強した!”っていう変な充実感を感じたものです(笑)

でも学習効率的にはどうなんでしょうか?

 

実はたくさんの研究結果によると睡眠時間を削って勉強することめちゃくちゃ非効率な勉強だということが証明されています。

 

ドイツのリューベック大学の研究では徹夜して勉強するよりも、8時間ゆっくり睡眠をとったグループのほうが、なんと3倍も正答率が高まるという研究結果が出ています。

http://www.neuro.uni-luebeck.de/neuro/index.php/220.html

 

 

また米国の高校生120人を対象に行われた研究では、成績がよくない学生(C‒F評価)は、成績優秀者(A‒B評価)と比べて睡眠時間が平均して約25分ほど短い傾向があることが報告されています。

(参考データ)

A評価の学生: 睡眠時間7時間35分、就寝時刻22時25分。

B評価の学生: 睡眠時間7時間30分、就寝時刻22時30分。

C評価の学生: 睡眠時間7時間15分、就寝時刻22時50分。

D評価の学生: 睡眠時間6時間45分、就寝時刻23時20分。

更に成績がよい子は、睡眠時間が約7時間半と比較的長く、ベッドに入る時間も夜10時半とやや早めに就寝する習慣がある子が多いようです。

 

 

東北大学の研究では、睡眠時間が短い子どもほど、脳の中で記憶を司る『海馬』という場所が小さくなる傾向があることも報告されています(健康な518歳の子ども290人が対象)。

 

これらはあくまでデータなので全員に当てはまるというわけではありませんが、私の経験上、多くの生徒の場合当てはまると感じます。

 

睡眠はしっかり取りメリハリをつけて勉強をしていきましょう!

 

子別指導塾つなぐ

塾長 田端